少子高齢化によって遺産相続も変化してきます

変化してきた遺産相続問題

かつて遺産相続といえば、残された家族間のトラブルが最も多かったものです。
ところが最近になって増えているのが少子高齢化の問題です。
子供が少なくなって高齢者が増え続けるため、遺産相続の問題も大きく変化してきているのです。

子どもがいないという別の問題

例えば我が体験でいいますと、妻の弟夫婦には子供がいなかったのです。
弟は働き者で一財産作り上げたのですが、長年の労働がたたったのか病気になってあっという間に急死してしまったのです。
残された遺産は当然ながら妻のものとなりましたが、彼の親が健在であったため遺産の分配のことでもめてしまったのです。
その時の弁護士さんから聞いた話によると、その妻が死んだ場合の遺産を相続する時にもめることが多いのだということです。

相続者がいないことで複雑になる遺産相続問題

弟夫婦には子供がいないので、その妻が死んだ場合、妻の血のつながった親戚が相続することになります。
しかしその財産を形成したのは夫ですので、夫の血のつながった親族が相続を要求するケースがとても増えているということです。
子供がいればすんなり相続できるのですが、いないために相続先が拡散してしまうという問題が起こるのです。
これなどは少子高齢化における遺産相続の新たな問題点といえますが、反面、メリットもあるのです。

年金不安が解消される!?

少子高齢化になると年金負担などで国の財政が逼迫しますが、少子化によって遺産を相続する子供が限定されてくるため、年金財源不足が解消できるというのです。
つまり少子化によって年金財政は苦しくなるのですが、相続人一人あたりの相続額が少子化によって増大するので年金不安が解消されるのです。
このように社会現象の変化によって遺産の相続のメリットやデメリットも変わってくるので、なるべく弁護士さんなどに将来に向けての相続の相談はしておいた方が良いのです。